こんにちは、我孫子市在住のバードウォッチャーの鳥見カヤックです。
今回は、「バードウォッチングの楽しみ方:鳥の種類や特徴を学ぶ楽しさとメリット」をご紹介します。
バードウォッチングをしていると本当に美しい野鳥の羽根の色彩に魅せられてうっとりすることがしばしばあります。
野鳥の羽根は、自然の芸術品と言えるほど美しく多彩です。
地味な色から派手な色まで、赤色、青色、瑠璃色、黄色など、色々な色が組み合わされています。その色の組み合わせは、雌雄の識別や繁殖期のサインにもなりますし、バードウオッチャーを魅了する要素にもなっています。
日本には約600種類の野鳥が生息していますが、その中でも特に色彩が鮮やかな鳥をいくつか紹介しましょう。
Contents
くちばしから背中まで真っ赤なアカゲラ
アカゲラは、日本の林に住むキツツキの仲間です。
その名の通り、くちばしから背中まで真っ赤な羽根を持っています。この赤色は、メラニン色素とカロテノイド色素の組み合わせによって生じます。
メラニン色素は黒や茶色の色を作り、カロテノイド色素は赤や黄色の色を作ります。アカゲラは、カロテノイド色素を多く含む食物を食べることで、赤色の羽根を維持しています。
アカゲラの赤色は、雌雄の区別にもなります。雄は頭から背中まで赤色ですが、雌は頭の前半分が黒色です。
アカゲラは、木の幹に穴を開けて巣を作ります。その際には、くちばしで木を叩く音が響きます。
この音は、縄張りや配偶者の呼び合いにもなります。アカゲラの赤色は、林の中で目立つ色ですが、それは自信の表れでもあります。
頭部から背にかけて瑠璃色のルリビタキ
ルリビタキは、日本の冬にやってくる渡り鳥です。
その名の通り、頭部から背にかけて瑠璃色の羽根を持っています。
この瑠璃色は、構造色と呼ばれる現象によって生じます。構造色とは、羽根の表面にある微細な構造が光を反射することで、特定の色に見える現象です。
ルリビタキの羽根の表面には、空気とケラチンというタンパク質の層が交互に重なっています。この層の厚さが、青色の光の波長とほぼ同じなので、青色の光が強く反射されます。ルリビタキの瑠璃色は、雌雄の区別にもなります。
雄は頭から背まで瑠璃色ですが、雌は頭の上部と背が褐色です。ルリビタキは、枝の先や電線などにとまって、鳴き声を聞かせます。
この鳴き声は、縄張りや配偶者のアピールにもなります。ルリビタキの瑠璃色は、冬の空に映える色ですが、それは生きる力の表れでもあります。
黄色と黒を組み合わせたキビタキ
キビタキは、日本の春にやってくる渡り鳥です。
その名の通り、黄色と黒を組み合わせた羽根を持っています。この黄色と黒は、メラニン色素とカロテノイド色素の組み合わせによって生じます。
メラニン色素は黒や茶色の色を作り、カロテノイド色素は赤や黄色の色を作ります。キビタキは、カロテノイド色素を多く含む食物を食べることで、黄色の羽根を維持しています。キビタキの黄色と黒は、雌雄の区別にもなります。
雄は顔と胸が黒色で、腹と尾が黄色ですが、雌は全体的に褐色がかっています。キビタキは、木の枝に巣を作ります。
その際には、美しいさえずりを聞かせます。このさえずりは、縄張りや配偶者の誘いにもなります。キビタキの黄色と黒は、春の花に似合う色ですが、それは愛の表れでもあります。
野鳥の羽根を拾って幸せになる
野鳥の羽根の色彩は、双眼鏡で見るだけでも十分に楽しめますが、もっと近くで見たいと思うこともあります。
そんなときは、運良く拾った羽根を手に取ってみましょう。(わたしはカヤックをしている最中に拾うことが多いです。)
羽根を拾うことは、野鳥との出会いの記念にもなりますし、羽根の構造や模様を詳しく観察することもできます。私は、散歩や旅行の途中で見つけた羽根を集めています。
その中には、アカゲラやルリビタキやキビタキの羽根もあります。それぞれの羽根には、その鳥の生態や性格が表れています。
アカゲラの羽根は、硬くて丈夫で、木を叩くのに適しています。ルリビタキの羽根は、光の角度によって色が変わり、瑠璃色の輝きが目を引きます。
キビタキの羽根は、細くて柔らかで、黄色の部分には細かい斑点があります。羽根を拾うことは、野鳥の羽根の色彩に魅せられた人にとって、幸せな贈り物です。
私は、拾った羽根と双眼鏡で見る羽根、両方で「野鳥の羽根の色彩の世界」を楽しんでいます。
野鳥のさえずりの不思議な世界
野鳥のさえずりは、私たちにとって心地よい音楽ですが、野鳥にとっては重要なコミュニケーションの手段です。野鳥は春から初夏にかけて、一番活発にさえずります。
その理由は、雌への求愛や縄張りの宣言、雛への愛情など、さまざまな目的があるからです。野鳥の種類によって、環境によっても音色が違います。
例えば、ウグイスは森林や公園で聞くことができる美しいさえずりの持ち主ですが、ハクセキレイは都市部でよく見かける小さな鳥ですが、さえずりはとても複雑で多彩です。
野鳥のさえずりを聞くと、野鳥の気持ちや生活に思いを馳せることができます。私は野鳥のさえずりをメッセージと受け止めながら野鳥を探しています。
意識すると山だけでなく、市街地からも聞こえてきます。最近では野鳥のさえずりアプリやネットから確認できる便利な時代にもなってきました。
私は出会いたい野鳥がたくさんある為、音色を覚えて、実際に聞いて見てみたいという気持ちが、今でも続いています。
あなたも野鳥のさえずりに耳を傾けてみませんか?野鳥のさえずりの不思議な世界が広がっていますよ。
鳥の鳴き声の魅力と聞き分け方
バードウォッチングや野鳥観察、野鳥撮影に興味を持っている方は多いと思いますが、鳥を見るだけでなく、鳥の鳴き声にも注目してみませんか?
鳥の鳴き声は、鳥の種類や性格、状況などを教えてくれる素晴らしい情報源です。
鳥の鳴き声を聞くことで、鳥の世界がより深く理解できるようになります。
また、鳥の鳴き声は、心を癒したり、感動したり、楽しませてくれる効果もあります。
この記事では、鳥の鳴き声の種類や聞き分け方、日本で聞くことができる美しい鳴き声の鳥について紹介します。
鳥の鳴き声で鳥を見つけるコツ
鳥は、色や形だけでなく、鳴き声でも識別できます。
鳥の鳴き声を聞くことで、鳥の種類や性別、気分などを推測できます。鳥の鳴き声を聞き分けることができれば、鳥を見つけるのも簡単になります。
鳥は、鳴き声で仲間とコミュニケーションをとったり、縄張りを主張したり、求愛したりします。鳥の鳴き声は、鳥の生態や行動に関する重要な手がかりです。
鳥の鳴き声を聞くには、まずは耳を澄ませて、鳴き声がする方向を探します。
鳴き声がする方向に目を向けて、鳥の姿を探します。鳥は、木の枝や葉の間に隠れていることが多いので、じっくりと観察します。
鳥の鳴き声を聞いて、鳥の種類を予想できれば、鳥の色や形、大きさ、動き方などを想像できます。鳥の鳴き声で鳥の特徴を把握することで、鳥を見つけやすくなります。
鳥の鳴き声は、季節や時間帯によっても変化します。
鳥の鳴き声は、春から夏にかけての繁殖期に最も活発になります。特に早朝や夕方は、鳥の鳴き声が一斉に聞こえてきます。これを朝鳴きや夕鳴きと呼びます。
朝鳴きや夕鳴きは、鳥の鳴き声を楽しむ絶好のチャンスです。鳥の鳴き声は、都市公園でも聞くことができます。
都市公園では、スズメやハト、カラスなどの身近な鳥の鳴き声に加えて、ムクドリやヒヨドリ、シジュウカラなどの鳴き声も聞くことができます。
都市公園には、意外と多くの鳥の種類がいるのです。鳥の鳴き声に耳を傾けてみると、都市公園の鳥の多様性に驚くかもしれません。
鳥の鳴き声は、自然の中で聞くとさらに素晴らしいです。
池の畔や林の中など、自然豊かな場所では、鳥の鳴き声がより豊かに聞こえてきます。
自然の中で鳥の鳴き声を聞くことは、心を癒したり、感動したり、楽しませてくれる効果があります。鳥の鳴き声は、自然の音楽です。自然の中で鳥の鳴き声に耳を傾けてみましょう。
鳥の鳴き声の種類と特徴
鳥の鳴き声は、大きく分けて、地鳴きとさえずりの2つに分かれます。地鳴きとさえずりは、鳥の鳴き声の目的や内容によって異なります。地鳴きとさえずりを聞き分けることで、鳥の状況や気持ちを理解できます。
地鳴き
地鳴きとは、日常的な鳴き声のことです。地鳴きは、鳥の基本的なコミュニケーション手段です。
地鳴きは、仲間との合図や情報交換に使われたり、警戒や威嚇に使われたりします。地鳴きは、鳥の種類によって異なりますが、一般的には短くて単純な音が多いです。地鳴きは、鳥の生存に必要な鳴き声です。
地鳴きの中でも、特に注意すべきなのが、警戒する鳴き声です。警戒する鳴き声とは、鳥が危険を感じたときに発する鳴き声のことです。
警戒する鳴き声は、鳥の仲間に危険を知らせるために使われます。警戒する鳴き声がすると、上空に猛禽類がいることが多いです。
猛禽類とは、タカやワシなどの肉食の鳥のことです。猛禽類は、他の鳥を捕食することがあります。警戒する鳴き声が聞こえたら、すかさず空を見上げてみましょう。
猛禽類の姿を見ることができるかもしれません。
猛禽類は、鳥の王者とも言える存在です。猛禽類の姿は、迫力があります。猛禽類を見ることは、バードウォッチングの醍醐味の一つです。
さえずり
さえずりとは、繁殖期に雄鳥が発する求愛の鳴き声のことです。さえずりは、鳥の恋の歌です。
さえずりは、メスを引きつけたり、他のオスとの競争に勝ったりするために発する鳴き声です。
さえずりは、鳥の種類によって異なりますが、一般的には長くて複雑な音が多いです。さえずりは、鳥の個性や感情を表現する鳴き声です。
さえずりは、春から夏にかけての繁殖期に最も盛んになります。特に早朝や夕方は、さえずりが一斉に聞こえてきます。これを朝鳴きや夕鳴きと呼びます。
朝鳴きや夕鳴きは、鳥の鳴き声を楽しむ絶好のチャンスです。さえずりは、鳥の美声を聞くことができる鳴き声です。
さえずりは、鳥の種類によって特徴があります。
日本で聞くことができるさえずりの中で、特に美しいとされている三種で、日本三鳴鳥(にほん さんめいちょう)と言われています。
日本三鳴鳥は、ウグイス、オオルリ、コマドリのことです。
これらの鳥のさえずりは、鳥好きならずとも聞いてみたい鳴き声です。日本三鳴鳥のさえずりについて、詳しく見てみましょう。
ウグイス
ウグイスは、「ホーホケキョ」というさえずりで知られる鳥です。
ウグイスのさえずりは、日本の春の代表的な音楽とも言えます。ウグイスのさえずりは、メスにアピールするためにオスが発する鳴き声です。
ウグイスのさえずりは、繁殖期の春から初夏にかけて聞くことができます。ウグイスのさえずりは、高い木の上から響き渡ります。
ウグイスの地鳴きは、「チャッチャ チャッチャ」という鳴き声です。ウグイスの地鳴きは、仲間との合図や警戒に使われます。
ウグイスの地鳴きは、さえずりとは全く異なる鳴き声です。ウグイスは、地鳴きとさえずりの両方を使い分けることができる鳥です。
ウグイスは、緑色の羽毛を持つ鳥です。ウグイスは、色が目立たないので、見つけにくい鳥です。ウグイスは、鳴き声で存在を知らせることが多いです。ウグイスは、鳴き声で魅力を発揮する鳥です。
オオルリ
オオルリは、夏鳥として日本にやってくる鳥です。オオルリは、日本で繁殖します。オオルリのさえずりは、「ピリーリー」とか「ピールーリー」という鳴き声です。
オオルリのさえずりは、メスを誘ったり、縄張りを守ったりするためにオスが発する鳴き声です。オオルリのさえずりは、繁殖期の春から夏にかけて聞くことができます。オオルリのさえずりは、林の中から聞こえてきます。
オオルリの地鳴きは、「クッ クッ」という鳴き声です。オオルリの地鳴きは、仲間との合図や警戒に使われます。オオルリの地鳴きは、さえずりとは異なる鳴き声です。オオルリは、地鳴きとさえずりの両方を使い分けることができる鳥です。
オオルリは、青色の羽毛を持つ鳥です。オオルリは、色が美しいので、見つけやすい鳥です。オオルリは、オスとメスでは色が異なります。
オオルリの美しい青色は、オスの特徴です。オオルリは、色で魅力を発揮する鳥です。
コマドリ
コマドリは、「ヒンカラカラカラ」とか「ヒンカララララ」というさえずりから駒鳥と名付けられた鳥です。
コマドリのさえずりは、馬のいななきに似た鳴き声です。
コマドリのさえずりは、メスを誘ったり、縄張りを守ったりするためにオスが発する鳴き声です。
コマドリのさえずりは、繁殖期の春から夏にかけて聞くことができます。コマドリのさえずりは、林の中から聞こえてきます。
コマドリの地鳴きは、「チュン チュン」という鳴き声です。
コマドリの地鳴きは、仲間との合図や警戒に使われます。コマドリの地鳴きは、さえずりとは異なる鳴き声です。コマドリは、地鳴きとさえずりの両方を使い分けることができる鳥です。
コマドリは、赤色の羽毛を持つ鳥です。コマドリは、色が目立つので、見つけやすい鳥です。コマドリは、オスとメスでは色が異なりません。
コマドリの赤色は、オスとメスの共通の特徴です。コマドリは、色で魅力を発揮する鳥です。
鳥の鳴き声は、鳥の種類や性格、状況などを教えてくれる素晴らしい情報源
鳥の鳴き声は、鳥の種類や性格、状況などを教えてくれる素晴らしい情報源です。鳥の鳴き声を聞くことで、鳥の世界がより深く理解できるようになります。
鳥の鳴き声は、心を癒したり、感動したり、楽しませてくれる効果もあります。鳥の鳴き声は、大きく分けて、地鳴きとさえずりの2つに分かれます。
地鳴きは、日常的な鳴き声で、仲間との合図や警戒に使われます。
さえずりは、繁殖期に雄鳥が発する求愛の鳴き声で、美しい音楽になります。
日本で聞くことができるさえずりの中で、特に美しいとされている三種で、日本三鳴鳥と呼ばれているのが、ウグイス、オオルリ、コマドリです。
これらの鳥のさえずりは、鳥好きならずとも聞いてみたい鳴き声です。日本三鳴鳥のさえずりは、それぞれに特徴があります。
ウグイスのさえずりは、春の訪れを告げる美しい音楽です。オオルリのさえずりは、青い空に映える鮮やかな音色です。
コマドリのさえずりは、馬のいななきに似たユニークな旋律です。日本三鳴鳥のさえずりは、日本の自然の魅力を感じさせてくれる鳴き声です。
鳥の鳴き声は、鳥の種類や性格、状況などを教えてくれる素晴らしい情報源です。鳥の鳴き声を聞くことで、鳥の世界がより深く理解できるようになります。
鳥の鳴き声は、心を癒したり、感動したり、楽しませてくれる効果もあります。鳥の鳴き声に耳を傾けてみると、鳥の魅力に気づくことができます
。鳥の鳴き声は、鳥の生き方を表現する鳴き声です。鳥の鳴き声を聞いて、鳥の生き方に学んでみませんか?
野鳥のしぐさや行動に隠された秘密
野鳥は、私たち人間と同じように、様々なしぐさや行動をします。首を傾げたり、伸びをしたり、頭を掻いたり、あくびをしたりなど、見ているだけで癒されることもあります。
しかし、野鳥のしぐさや行動には、彼らの生き方や感情に関する秘密が隠されていることもあります。
野鳥は、顔の表情だけでなく、美しい羽根を使って、自分の状態や気持ちを表現します。野鳥の羽根のしぐさや行動を観察することは、バードウォッチングの楽しみの一つです。
日本には約600種類の野鳥が生息していますが、その中でも特に代表的なしぐさや行動をいくつか紹介しましょう。
羽繕いでリラックスする野鳥たち
野鳥は、羽根を整えるために、羽繕いという行動をします。羽繕いとは、くちばしや足で羽根をなでたり、ひねったり、引っ張ったりすることです。
羽繕いは、羽根の汚れやダニを取り除くだけでなく、羽根の油脂を分布させて防水性や保温性を高める効果もあります。羽繕いは、野鳥にとってとても重要な行動です。
野鳥は、食事や休憩の合間に、羽繕いをします。羽繕いをしている時は、一番リラックスしている時です。
その時には、穏やかな表情や普段見えない部分の羽根が見えることもあります。例えば、ヒヨドリは、羽繕いをするときに、頭の黒い羽根を立てて、白い目の周りの羽根を見せます。これは、ヒヨドリが気分が良いときにするしぐさです。
また、カワセミは、羽繕いをするときに、翼を広げて、青い羽根の美しさを見せます。これは、カワセミが自信を持っているときにするしぐさです。
羽繕いをしている野鳥は、幸せそうに見えますが、それは彼らの本音の表れでもあります。
首をかしげて空を見る野鳥たち
野鳥は、首をかしげて空を見ることがあります。これは、天敵の猛禽類が上空に来ていないかと確認するためです。
猛禽類とは、ワシやタカなどの肉食の鳥のことです。猛禽類は、空から獲物を見つけて、急降下して捕まえます。そのため、野鳥は、常に空に注意を払っています。
特に、ガンやカモ類、サギ類などの水辺に住む鳥は、猛禽類の襲撃を警戒しています。
彼らは、首をかしげて空を見るときに、鳴き声で仲間に危険を知らせることもあります。
野鳥が首をかしげて空を見るときは、私たちも上空を見て、猛禽類を探すことができます。猛禽類は、野鳥にとっては恐ろしい存在ですが、私たちにとっては、空の王者として見るべき存在です。
伸びをして体をほぐす野鳥たち
野鳥は、伸びをして体をほぐすことがあります。
これは、体の緊張を解くためです。野鳥は、飛んだり走ったりすることで、体に力が入ります。そのため、時々休憩して、体を伸ばすことが必要です。
伸びをするときは、翼や足を広げたり、首を伸ばしたり、背中を丸めたりします。伸びをすることで、筋肉や関節が柔らかくなり、血行も良くなります。
伸びをしている野鳥は、気持ちよさそうに見えますが、それは彼らの健康のためにする行動でもあります。例えば、ツバメは、伸びをするときに、翼を広げて、空中で回転します。これは、ツバメが飛行能力を高めるためにする行動です。
また、ハトは、伸びをするときに、首を伸ばして、くちばしを開けて、鳴き声を出します。これは、ハトが気分をリフレッシュするためにする行動です。伸びをしている野鳥は、元気そうに見えますが、それは彼らの生活のためにする行動でもあります。
野鳥の渡りが教えてくれる季節の移ろい
野鳥は私たちの身近な自然の一部ですが、実はとても不思議な生き物です。
野鳥といっても山野(陸上)で暮らす鳥、水辺(水上)で暮らす鳥と含めて、日本では、絶滅種も含めて650種は確認されています。
世界には約9000種とも言われています。その中でも、渡り鳥と呼ばれる鳥たちは、季節によって生活場所を変える驚異的な能力を持っています。
渡り鳥は、南国から日本に飛来して繁殖する鳥(夏鳥)、シベリアや大陸から日本に越冬の為に飛来する鳥(冬鳥)、春と秋に、日本を中継していく鳥(旅鳥)と分類されています。
渡り鳥は、食べ物や気温、繁殖条件などに合わせて、長い距離を移動します。その際には、地図やコンパスの代わりに太陽や星、地磁気などを利用して方向を判断します。
渡り鳥の渡りの様子を観察することで、私たちは季節の移ろいを感じることができます。例えば、留鳥の代表としてスズメは春先に桜に群がっていることがあります。
よく観察していると花の付け根を嘴で挟んでいる行動がよく見られます。
実は花の蜜を盗んでいるのです。これは、スズメが春の訪れを感じている証拠です。夏鳥としてはやはりツバメです。ツバメは4月から5月にかけて南の国からやってきて、巣を作って卵を産みます。ツバメの給餌シーンはとても魅力がたくさんあります。
親鳥が空中で飛んでいる虫を捕まえて、口にくわえて巣に戻ります。
そして、雛に食べさせるときには、口をパクパクさせて鳴く雛の中から一番元気なものに与えます。これは、ツバメが夏の暑さを乗り切るための工夫です。
市街地の冬鳥の代表はジョウビタキです。ジョウビタキは10月中旬に飛来してアンテナ、農園の柵に止まっては尾羽を震わせながら「ヒッヒッ」と良く鳴いている姿が見られます。
ジョウビタキはオレンジ色の胸が特徴的な美しい鳥ですが、実はオスとメスで色が違います。
オスはオレンジ色の胸に黒い頭、メスはオレンジ色の胸に茶色の頭です。そして3月下旬には日本海を渡って大陸の繁殖地に向かいます。
これは、ジョウビタキが冬の寒さを避けるための戦略です。
野鳥1種類知ることは季節を感じるバロメーターにもなるのです。あなたも野鳥の渡りに注目してみませんか?野鳥の渡りが教えてくれる季節の移ろいが楽しめますよ。