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冬のカヤックで快適に漕ぐための服装のコツ【ウェットスーツ編】

カヤックツーリングは冬でも楽しめる!

こんにちは、カヤック大好き、バードウォッチャーの鳥見カヤックです。

「カヤックのツーリングは真冬でもやってますか?」とよく聞かれますが、実は年間通して楽しむことができるんです。

手賀沼のカヤッカーたちは、春夏秋冬問わず、漕ぎ続けています。

冬の寒さを乗り越えるためには、防寒の工夫が必要ですが、それさえクリアすれば、冬もまた格別なんです。

【初心者向け】冬のカヤックの服装選び

この記事では、冬のカヤックにおすすめの防寒ウェアについてご紹介します。

特に初心者の方にとって、適切な服装選びは重要です。

寒さから身を守りながら、冬のレジャーを存分に楽しむためのポイントをお伝えします。

保温性抜群!ウエットスーツの秘密

ウエットスーツは、マリンスポーツの必需品です。

ダイビングやサーフィン、SUPなど、水中でのアクティビティには欠かせません。

では、ウエットスーツがなぜ温かいのか?その秘密は、ウエットスーツと肌の間にできる薄い水膜にあります。

この水膜は体温で温められ、まるで温水に浸かっているような保温効果をもたらします。

ただし、この効果を最大限に発揮するためには、体にぴったりとフィットするサイズ選びが重要です。

カヤックとウエットスーツの相性

ウエットスーツは水中での活動には最適ですが、カヤックとの相性には一考の余地があります。

カヤックでは、常に水に浸かっているわけではないため、ウエットスーツの保温効果が発揮されにくいのです。

しかし、ウエットパンツは別。

乗り降りで足が濡れる可能性を考慮すると、ウエット素材のパンツは非常に有効で、価格も手頃です。

 

AIRFRIC 交換対応 3mm/5mm ウェットスーツ 

AIRFRIC ダイビンググローブ

季節、水温ごとのウエットスーツの選び方

水温 季節 ウェットスーツ
8℃以下 極寒地の真冬 ドライスーツ
8~15℃ 12~4月冬 セミドライスーツ
15℃以下 1・2・3月真冬 ブーツ・グローブ・ヘッドキャップ
15~18℃ 4・5・12月冬 3/5mmフルスーツ
17~20℃ 5・6・11月春秋 2/3mmジャージフル
18~20℃ 6月春 シーガル
20~22℃ 10月秋 ロンスプ
20~25℃ 7・9月夏前後 スプリング
22~25℃ 8月真夏前後 ベスト・タッパー
25℃以上 8月真夏 トランクス・ラッシュガード

この表は、ダイビングやサーフィンなどの水中スポーツにおける適切な装備を示しています。

カヤックやカヌーは万が一「沈」した場合のことを考えるのでドライスーツを着ることは少ないと思いますが、11月後半から4月くらいまでは5㎜のフルウエットスーツがいいかなと個人的には思っています。

4月くらいになったら3㎜にして、夏は水を吸わなければウエットスーツにこだわる必要もないかも。

水温や季節によって、体温を保つために必要なウェットスーツの種類や厚さが変わりますので、ここはご自分の判断で安全対策!

水中での生存時間と水温の関係

ちなみに下記の表は水中での生存時間と水温の関係を意識不明(低体温症)になるまで、予想生存時間を現した表です。

水温 意識不明に至る時間 予想生存時間
0℃ 15分以内 15~45分
1~5℃ 15~30分 30~90分
5~10℃ 30~60分 1~3時間
10~15℃ 1~2時間 1~6時間
15~20℃ 2~7時間 2~40時間
20~25℃ 2~12時間 3時間~不明
26℃以上 不明 不明

結構シビアだと思いませんか?大体冬や川下りだと10℃を切ってくることが多いのでその場合、短いと30分、長くて1時間のうちに水から出て温まれるところに避難しないと低体温症で意識がなくなります。そしてそれ以上だと命の危険もアリ。

上記の件も踏まえて、鳥見カヤックはウエットスーツ派。だってまだカヤック上手じゃないし!!

ちなみにこの数字は健康な成人男性が遭難した場合の数字ですので、年齢、性別、体形などにも考慮する必要があります。

水中に落ちる場所にもよりますが、30分以内に岸に上がれて且つ温まれるようにしておかないと事故につながりますのでお気を付けください。

※携帯があるから大丈夫なんて考えるのはやめましょうね。電波届かないかもしれないし、濡れて使い物にならなくなるかもしれないですから。

フルスーツのメリットとデメリット

フルスーツは、首から手首、足首までを覆うタイプで、海に浸かる際の保護には優れています。

しかし、長時間のパドリングでは、その伸縮性が逆に負担となり、疲労を感じやすくなります。また、晴れた日には暑くて蒸れることも。

そんな時には、袖のないロングジョンタイプがおすすめです。肩や腕への負担が少なく、快適にアクティビティを楽しむことができます。

そしておすすめ!「袖だけのウェットスーツ」

これが侮れない。春先や冬になる前のちょっと寒いけどウェットスーツ切るまでもない時など重宝します。腕は寒く無くて体も蒸れないってのがいいです。

まとめ

  • ウエットパンツは一着持っておくと便利です。
  • ロングジョンはジッパーが前にあるタイプがおすすめ。
  • ウエットスーツだけでは一長一短ありますが、他の防寒着と組み合わせることで、冬でも快適にツーリングを楽しむことができます。

ウエットスーツの選び方や、冬の海での楽しみ方について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひこのシリーズの他の記事もご覧ください。

海のレジャーを全身で感じる冬の一日は、きっと忘れられない思い出になるでしょう

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