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以下ウィキペディア:シジュウカラより

シジュウカラ(四十雀、Parus minor)は、シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される鳥類。

シジュウカラの分布

日本を含む東アジア、ロシア極東に分布する。

近縁種の通称ヨーロッパシジュウカラ(Parus major)が、ユーラシア中部・西部・北アフリカに生息する。アムール川流域では2種が交雑なしに共存している。

日本では4亜種が留鳥として周年生息する。

シジュウカラの形態

全長は約14.5cm(13 – 16.5cm)で、スズメぐらいの大きさである。翼開長は約22 cm。体重は11-20g。種小名 minorは「小さな」の意だが、シジュウカラ科の中では大型種である。

上面は青味がかった灰色や黒褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で覆われ、頬および後頸には白い斑紋が入るが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらない。喉から下尾筒(尾羽基部の下面)にかけて黒い縦線が入る。翼の色彩は灰黒色。大雨覆の先端に白い斑紋が入り、静止時には左右1本ずつの白い筋模様の翼帯に見える。

嘴の色彩は黒い。足の色彩は淡褐色。

オスは喉から下尾筒にかけての黒い縦線が、メスと比較してより太い。幼鳥はこの黒い線縦が細く不明瞭であり、また頬および下面に黄色みがある。

ユーラシア中部・西部のP. majorは腹部が黄色いが、シジュウカラ P. minorの腹部は白い。また、イシガキシジュウカラなど日本の南部に生息する亜種では背の黄色みがなく、喉から胸部にかけての黒い斑紋は太いなど、他の亜種に比べて全体に黒っぽい。

シジュウカラの生態

ごく普通に見られ市街地の公園や庭などを含む平地から標高の低い山地の林、湿原などに生息し、日本では小笠原諸島を除く全国に分布する。通常は渡りを行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行うこともある。非繁殖期の秋季から冬季には数羽から10数羽、ときに数十羽の群れとなり[8]、シジュウカラ科の他種も含めた小規模な混群も形成する。色々な場所に巣を作り、巣箱も使う。

和名は地鳴きの「ジジジッ」が「シジュウ」に聞こえることに由来する。

さえずりは甲高いよく通る声で、姿が双眼鏡を使っても見えないほどの遠くの距離で鳴いていても聞こえてくるくらい声量がある。高い木などに止まり、「ツーピツーピ」「ツィピーツィピーツィピー」「チュチュパーチュチュパー」「パチュパチュパチュパチュパチュパ」「ツーピピッ」「ジャージャー」など20種類ほどあり、同じさえずりを数回繰り返す。危険を感じた時などに鳴き声が変わる。

食性は雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べる。地表でも樹上でも採食を行う。

樹洞やキツツキ類の開けた穴の内側などに、メスが、主にコケを組み合わせ、覆うように獣毛やゼンマイの綿、毛糸などを敷いた椀状の巣を作り、日本では4 – 7月におよそ7 – 10個の卵を年に1 – 2回に分けて産む。卵の大きさは1.55 – 1.85cm×1.25 – 1.40cmで、色は白色に小さな赤褐色や灰色の斑点がまばらにつく。メスのみが抱卵し、抱卵期間は12 – 14日。雛は孵化してから16 – 19日で巣立つ。

シジュウカラの分類

以前はParus majorの亜種とされ、P. majorの和名がシジュウカラとされていた。2016年現在でもBirdlife InternatinalではParus majorからの分割を認めていない(そのためBirdlife Internatinalに準拠したIUCNでもP. majorに含まれており本種のレッドデータも存在しない)。

以下の分類・分布(日本産亜種は日本産鳥類目録 改訂第7版に従う)はIOC World Birdlist(v8.1)に、和名は日本産鳥類目録 改訂第7版に従う。

Parus minor minor Temminck & Schlegel, 1848 シジュウカラ
アムール川流域から朝鮮半島・長江流域・四川省にかけて、日本(北海道、本州、四国、九州、壱岐、隠岐、対馬、伊豆諸島、五島列島、佐渡島)、サハリン
P. m. artatusP. m. kagoshimaeP. m. wladiwostokensisはシノニムとされる
Parus minor amamiensis Kleinschmidt, 1848 アマミシジュウカラ
日本(奄美大島、徳之島)
Parus minor commixtus Swinhoe, 1868
中華人民共和国南部、ベトナム北部
Parus minor dageletensis Kuroda & Mori, 1920
大韓民国(鬱陵島)
Parus minor nigriloris Hellmayr, 1900 イシガキシジュウカラ
日本(石垣島、西表島)
Parus minor nubicolus Meyer de Schauensee, 1946
タイ王国北部、ミャンマー東部、インドシナ北西部
Parus minor okinawae Hartert, 1905 オキナワシジュウカラ
日本(沖縄島、座間味島、屋我地島)
Parus minor tibetanus Hartert, 1905
中華人民共和国中南部からチベット南部・ミャンマー北部
P. m. subtibetanusはシノニムとされる。

本種は、以前にはParus major(Great tit)と同一種とみなされ、Parus majorの30以上の亜種の一つに分類位置づけられ、Parus major minorとされていた。

2005年に発表された分類研究により、Parus majorは、Parus majorParus minorParus cinereusの独立した3種に分割された。ただし、この新しい分類はまだ一般に普及しているとはいえず、鳥類図鑑などでは依然として、Parus major minorと表記されていることが多い。

シジュウカラの人間との関わり

石垣や民家などの隙間といった建築物にも営巣し、樹洞に巣を作るため巣箱も利用する。伏せた植木鉢などに営巣することもある。

1997年(平成9年)7月22日から2014年(平成26年)3月31日まで販売された70円普通切手の意匠になった。

シジュウカラの言語学とシジュウカラ

総合研究大学院大学の研究で、シジュウカラが単語を組み合わせて文にし、仲間へ伝達する能力を持つことが明らかになった。研究では鳴き声の組み合わせを変えた時のシジュウカラの反応が異なるとされ、チンパンジーなど知能が高い一部の動物で異なる鳴き声を繋げる例は見られたが、語順を正確に理解し、音声を理解する能力は他に例が無く、言語学上重要な手掛かりとなると見られている。また、シジュウカラはコガラと群れを成すこともあるが、鳴き声の異なるコガラとお互いにそれぞれの言語を学び合い理解することができる上、一部をコガラ語に変えた、ルー語のような文章でも文法があっていれば意味を理解できることも明らかになっている。

2020年時点の研究では、京都大学の鈴木俊貴博士によると推定20以上の単語を使い、175以上の組み合わせた文章を扱っていると見られている。『ダーウィンが来た!』(NHK)第635回にて広く解説されている。

またシジュウカラは警戒を告げる鳴き声を聴き取った際に、ただ機械的に周囲へ気を配るようになる訳ではなく、合図の意味を脳内でイメージを作り出して理解し直していることが判明している。

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