以下ウィキペディア:アカハラより
アカハラ(赤腹、Turdus chrysolaus)は、スズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される鳥。古くは、茶鶫(チャジナイ)と呼ばれていた。
Contents
分布
- T. c. chrysolaus アカハラ
- 中華人民共和国南部、台湾、日本、フィリピン北部
- 夏季に日本で繁殖し、冬季になると中華人民共和国南部や日本、フィリピン北部へ南下し越冬する。日本では繁殖のため本州中部以北に飛来(夏鳥)し、冬季になると本州中部以西で越冬(冬鳥)する。
- T. c. orii オオアカハラ
- 日本、ロシア(サハリン、千島列島)
- 夏季に千島列島で繁殖し、冬季になると日本へ南下し越冬する。
形態
全長23.5 – 24cm。胸部から腹部側面にかけてオレンジ色の羽毛で覆われ、和名の由来になっている。腹部中央部から尾羽基部の下面(下尾筒)にかけて白い羽毛で覆われる。頭部は暗褐色の羽毛で覆われ、顔や喉は黒ずむ。
上嘴の色彩は黒く、下嘴の色彩は黄色みを帯びたオレンジ色。後肢の色彩は黄色みを帯びたオレンジ色。
メスは喉が白い個体が多い。
- T. c. chrysolaus アカハラ
- 上面が暗い緑褐色の羽毛で覆われる。
- T. c. orii オオアカハラ
- 上面が濃い緑褐色の羽毛で覆われ、頭部や喉の黒みが強い。嘴は太くて長い。
分類
- Turdus chrysolaus chrysolaus Temminck, 1831 アカハラ
- Turdus chrysolaus orii Yamashina, 1929 オオアカハラ
生態
平地から山地にかけての森林に生息する。
食性は動物食傾向の強い雑食で、主に昆虫類を食べるが果実も食べる。
繁殖形態は卵生。山地の森林(北海道や東北地方では平地でも)に巣を作り卵を産む。